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北朝鮮の核は脅迫用。大騒ぎすべきでない。
中国には大きな期待を持つな。
黄長Y委員長語る。

2006.10.12

 北朝鮮民主化同盟の黄長Y委員長(朝鮮労働党元書記)は10日、北朝鮮自由放送とのインタビューで"北朝鮮の核実験は中国との黙約の可能性が高く脅迫用であると語った。
 また黄委員長は“(北朝鮮が) 核実験したことについて泰然自若ではない”と北朝鮮核実験以後の韓国社会の反応を叱咤し、“核兵器を持っていると話した時(すでに黄委員長は北朝鮮が核を保有していると言って来た)は反応がなく核実験に対しては大騒ぎしている。”と語った。 
 そして北朝鮮が核兵器を持ったとしても “ある時期にいたずらをすることはあるが今は使う事ができない。脅迫用だ”と一蹴した。
 黄委員長は、核問題をはじめ、人権問題など北朝鮮問題を解決するためには “一にも二にも金正日を除去する方法をとらなければならない”と述べ“今度のことを契機にして金正日を打倒する方向に向かわなければならない”と強調した。
 黄委員長は、今 “(核実験に対して) 大騒ぎするのではなく、数百万の人民を飢え死にさせながらも核開発を行ってきた金正日の本質を知らせ、このような金正日に援助をしてきた人々、特に金大中、盧武鉉政権の太陽政策を問題視しなければならない”と今後の対応策を提示した。
 国連の対北朝鮮決議案採択動きと関連して中国の去就が注目されている中で黄委員長は "核実験以後中国の態度が変わることは何もない”と見通した。黄委員長は “中国の人々が (北核に対して) 反対と言うが、大胆に制裁措置を取ろうと言えば (中国は) 対話の方法で解決しようと言うはずだ”と述べながら、中国は北朝鮮をそのままにする現状維持の方法を選ぶと語った。
 また核実験は事実上 “(中国と) 金正日と黙約されているはず”であり“(中国に) 期待することはない”と中国の断固たる対北朝鮮制裁参加に重ねて否定的な立場を見せた。しかし “中国は仲裁者としての役目を維持するために金正日の度が外れた行動に対しては牽制するはず”と付け加えた。
  一方黄委員長は六カ国協議に対しても “六カ国協議で解決したものに何があるのか”と否定的な立場を明らかにした。黄委員長は六カ国協議にたいして“金正日を孤立させるための会談にならなくてはならない。譲歩を引き出すための取引の場所になってはいけない”と強調した。

 
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