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在日コリアンによる北朝鮮核実験再実験の中止や
核兵器の廃棄を求める署名運動始まる

2006.11.2

 在日コリアンが北朝鮮の核実験を受け、再実験の中止や核兵器の廃棄を求める署名運動を始めた。在日市民団体が連帯して「北朝鮮の核兵器廃棄を求め在日コリアンの人権を守る会」を結成し、在日を対象として1万人を目標に署名を集める。
10月31日、東京都内の「都市センターホテル(会館内)」で記者会見した。会見では「近江渡来人倶楽部」(大津市)の河炳俊(ハ・ビョンジュン)代表が訴え文を読み上げ「核実験は在日コリアンにとって大きなマイナス。日本にいるコリアンの発言はまだ少なく、しっかり意思表示してほしい」などと呼びかけた。
今後集会(シンポジュームなど)DM、インターネット、人的テットワークなどで署名を募っていく。署名は10月31日現在200人を超えており今後鼠算式にふえていくものと予測される。
主なる参加団体は、10月31日現在、近江渡来人クラブ(代表 河炳俊)、民族差別と戦う大阪連絡協議会(代表 宋貞智)、在日の詩調の会(代表 金一男)コリア国際研究所(所長 朴斗鎮)など 
記者会見には、テレビ朝日、TBSテレビ、フジテレビ、NHKのテレビ局と朝日新聞、毎日新聞、読売新聞、北海道新聞、民団新聞などが参加し、活発な質疑応答が行われた。この記者会見は即日放映、報道された。

「北朝鮮の核兵器廃棄を求め在日コリアンの人権を守る会」事務局は「コリア渡来人協会」
〒101−0066 東京都千代田区三崎町3丁目6−14 第2ハンタ−ビル3F
電話:03-5214-3399
FAX:03-5214-3838
Eメール:ymyy48@oboe.ocn.ne.jp
発表された訴え文全文は次の通り。

 北朝鮮の核兵器計画の全面廃棄を求めて全在日同胞に訴える

 無謀な核実験の強行によって、北朝鮮は全世界から非難を浴びて孤立しています。その結果、北朝鮮人民の貧困と苦痛はますます耐えがたいものになっており、日本社会における同胞の立場もいっそう苦しいものになりました。
これまでも北朝鮮の核兵器計画は、在日同胞の生活に暗い影を落としてきました。しかし、この問題に対する私たちの態度は明確ではありませんでした。傍観することは黙認することです。いまこそ、在日同胞はみずからの生活を守るために一丸となって、北朝鮮の核兵器計画の糾弾に立ち上がらなければならないと考えます。
私たちは、祖国が放射能に汚染され戦争の危険にさらされることを見過ごすわけにはいきません。また私たちは、核の脅威に不安を感じる日本社会からの疑惑の視線を甘受するわけにはいきません。
北朝鮮の相次ぐ軍国主義的暴挙により、祖国と在日コリアン社会が存亡の危機に立たされているにもかかわらず沈黙を続けることは、同胞としての責任とともに、日本社会の構成員としての立場を放棄することではないでしょうか。
もしも韓国が、核の脅威によって北朝鮮から軍事的圧迫を受ける事態となった場合には、私たちにも多大な影響が及ぶことを覚悟しなければなりません。もしも日本が、再び軍国主義化する事にでもなれば、私たちも結果責任を問われることになります。
即ち、北朝鮮の核問題が「在日コリアンの人権」にとって、大きな脅威であることは明白であります。私たちは手遅れにならぬよう、発言できるときに発言し行動できる時に行動を起こすべきです。
そのため、時代錯誤の極みである北朝鮮核実験の中止と核兵器計画の全面廃棄を求めて、具体的な行動を起こすことをすべての在日同胞に訴えます。ひとりひとりがその生活の場で、ひとつひとつのグループがその集まりの場で、北朝鮮当局の暴挙にたいする断固たる抗議の声をあげることを、呼びかけお願いする次第です。

2006年10月31日

 

 
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