塩崎副大臣、対北朝鮮強硬策を警告 (デイリーNK2006/03/08)
塩崎恭久日本外務省副大臣は 7日、北朝鮮が朝-日国交正常化のための (日本側) 努力に善意をもって肯定的に回答しなければ、日本はいっそう強硬な措置を取らざるを得ないと警告した。
塩崎副大臣は、日本人拉致者問題などの論議のために先月北京で開かれた朝-日会談に言及、“私たちは (会談で) 北朝鮮側の善意を感じることができなかった”としてこのように言及した。
彼はまた “他の問題と係わった交渉も全く先に進むことができなかった点を非常に不幸に思う”と語り、日本国民はもちろん自民党内でも緊張が高まっていると付け加えた。
塩崎副大臣は、しかし私たちは現在対北朝鮮制裁措置導入を語る段階ではないが、北朝鮮が今後の会談においても善意を見せなければ、日本の世論が悪化し日本政府も決断を下さざるをえないと述べ、当分は対北朝鮮制裁に出ない方針であることを示唆した。
引き続き彼は、小泉純一郎総理もすでに対北朝鮮圧力強化措置要求に直面していると述べながら、拉致問題が解決されなければ朝-日国交正常化は不可能だという立場を再確認した。
塩崎副大臣のこの日の発言は、日本警察と海岸警備隊、入国審査の政府役人が 10年前、サリンガス原料を北朝鮮に密搬入したことで知られる北朝鮮貨物船を検査した後なされた。 |