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2006.3.26

韓国の金昇圭国家情報院長、日本を極秘訪問

金昇圭(キム・スンギュ)韓国国家情報院長が3月21日、極秘に日本を訪問し、漆間巌警察庁長官ら、日本側の情報公安機関の関係者と会い、両国間の情報協力問題を論議した模様。金院長はまた23日には大阪に立ち寄ったとされている。
この訪問は、先月の日朝国交正常化協議が決裂したのを受け、日本政府が『法執行班』と『情報収集会議』という2つの組織を作り、北朝鮮に対する圧力を強化する方向に傾いたことと関係していると伝えられている。
金昇圭国家情報院長は北朝鮮に対する圧力だけでは、問題の解決につながらないので、韓国の北朝鮮政策と足並みを揃えるべきだと強調したという。
しかし、日本側は23日、原敕晁(はらただあき)さんらを拉致した実行犯として国際手配している辛光洙(シン・グァンス/76)容疑者に協力した在日本朝鮮人総連合会の元幹部の自宅を家宅捜索するなど、「厳しい法執行」で北朝鮮に対する圧力を強めた。
現職の韓国国家情報院長が日本を訪問したこと自体、極めて異例なことだが、それにもまして注目されるのは、国家情報院長の来日期間中に日本警察が朝鮮総連関連の家宅捜索を執行したことだ。今後の韓日関係に微妙な影響が出るものと思われる。
金院長は今年1月にも、米国を極秘裏に訪問して、米中央情報局(CIA)のゴス局長と会い、北朝鮮の偽造紙幣問題などについて協議している。

 
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