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2006.5.21

北朝鮮で米価急騰

5月中旬に入って平安北道一帯の米価は 1kg 1,300北朝鮮ウォンに急騰している。
去る 3月に比べて 500ウォン上昇したことになる。闇市場では米価が 2,000ウォンまで行くだろうとの噂が流れている。これまでも噂どおりになっているので、 2,000ウォンまで上昇するのは時間の問題と思われる。
北朝鮮での米価急上昇は、米不足が原因だ。いわゆる麦峠(春窮期)を迎えているからだ。
秋に刈り入れて保存しておいた食糧が底をつき、麦が出回るまでは、周りに野菜(草)も十分ではないことからこう呼ばれてきた。
 昨年北朝鮮は「豊作」と言われてきたが、実際は「虚偽報告」が「豊作」を作り上げていたようだ。そして世界食料計画(WFP)の支援中断まで宣言したが、麦峠をむかえ食糧不足の深刻さを露呈した。その結果復活させた「配給制(実際は専売制)」も失敗し、食糧危機が再び襲ってきているのだ。
北朝鮮労動者の平均月給は 3,000ウォンだ。もしも2000ウォンまでコメ代があがれば4人家族が米 1.5kgで一ヶ月を堪えなければならない。
 こうしたことからWFPは5月11 日、北朝鮮に対し食糧支援を再開することで北朝鮮当局と合意したと明らかにした。
北朝鮮に対する食糧支援再開について話し合うため2日間北朝鮮を訪問し、北京に戻ったトニー・バンバリーWFPアジア地域局長は、この日記者会見を行い、「来週末から北朝鮮に対する食糧支援を再開するだろう」とした。WFPは北朝鮮の約30地域の学校にビタミンなど必須栄養分が含まれた菓子、コメ、牛乳を供給し、乳児のための粉ミルクや妊婦のための豆乳などを支給する計画だ。
 バンバリー局長はまた、「食料配給がしっかり行われているか確認するのも重要だが、それより食料不足で苦しんでいる住民のために食料供給を再開することがもっと重要」と話した。WFPは昨年1年間、計600万人の食料を供給したが、今年からその規模を縮小、今後2年間、190万人の食料を供給する。

 
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