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2010.1.9

大きく異なるキム・ジョンウン誕生日情報

 年初からまたぞろキム・ジョンウン情報が、誕生日イベントと絡めて報道されている。
  発信源は韓国のインターネット紙「デイリーNK」だ。日本ではRENKの李英和教授が流している。
  しかし、北朝鮮内部に同じく通信員を持つ「自由北韓放送」は、そのようなイベントは確認できていないと報道した。
  これらの団体はいずれも北朝鮮内部に情報源を持つとされているが、情報にあまりにも差がある。どちらの情報が事実か分からないので両者の記事を掲載する。ちなみにこれまで中央報告会はすべてTVで報道されてきた。

@デイリーNKの報道

北, 8日に全組織総動員で‘キム・ジョンウン忠誠集会’

7日中央報告大会に金正日・キム・ジョンウンは不参加…"また別の指導者は私たちの幸運"
中国瀋陽=チョン・クォノ特派員 
[2010-01-08 14:11 ]

  北朝鮮で7日午後6時30分頃に、平壌で党や軍の高位幹部が参加する中央報告大会が開かれ、キム・ジョンウンの誕生日を国家の記念日に指定すると発表されたことが確認された。
  平安北道の消息筋が8日にデイリーNKとの通話で、「7日に党や軍、行政分野の高位幹部が参加した中央報告大会が平壌で開かれた」と述べ、「ここで『青年大将キム・ジョンウン同志に、また別の指導者としてお仕えすることになったのは、我が民族最大の幸運であり、民族最大のお祝いの節日に指定する』という発表があった」と伝えた。
  今まで北朝鮮では、金日成の誕生日(4.15)と金正日の誕生日(2.16)が「民族最大の節日」として宣伝され、通常3日間休みになり記念されてきた。
  会場には、金永南最高人民会議常任委員長など北朝鮮の高位幹部が参加したが、金正日とキム・ジョンウンは参加しなかったと消息筋は付け足した。
  消息筋は「中央報告大会では金大将同志(キム・ジョンウン)個人の紹介はなく、全党、全軍、全国民が一致団結して、金大将同志を新しい指導者として固く擁立しなければならないという発表だけが朗読された」と言い、「地方では道や市ごとに幹部だけが参加する講演会が開催された」と伝えた。
  北朝鮮は4日に労働党書記局名義の指示文を出し、各地方の党の機関に、キム・ジョンウンの誕生日を深い意味を与えて記念するようにと命じ、国防委員会も同日、同様の内容の指針を各軍部隊に伝えた。
  また、7日午後2時に北朝鮮政府は、1月8日のキム・ジョンウンの誕生日を民族最大の節日の1つにすると宣伝し、この日を休日に指定するという内容を各組職に伝達した。
  これを受けて、8日午前に北朝鮮の各軍部隊と工場の企業所、協同農場はキム・ジョンウンに対する忠誠を確認する「忠誠の宣誓集会」「忠誠の歌会」などを開き、午後から休息をとっているという。
  労働党の中央では、4日から「宣誓文」とキム・ジョンウンを象徴する歌「歩み」、またもう1曲別の歌を全組織に配布したと伝わった。
  消息筋は「昨日(7日)まで、一般の住民たちは『8日は何で休みなのだろうか』と、ぼんやりとした表情で話していた」と言い、「住民たちは今日、休日を過ごしていて、金大将同志に対する関心がずっと高まった」と付け足した。
  一方、7日の中央報告大会について、朝鮮中央テレビなど北朝鮮のメディアはまだ公式に報道していない。咸境北道会寧市など一部の地域では、「7日の夕方6時から第3放送を聴くように」という指示が住民に伝わったという諜報もあるが、現在のところそれについては確認されていない。

A 自由北韓放送の報道

キム・ジョンウンの誕生日、北現地では誰も知らない
[北の現地通信員"キム・ジョンウンの誕生日記念中央報告大会TVで放映されず"]
自由北朝鮮放送 2010・1・8
ギム・ウンホ記者 kyza@hanmail.net

 1月8日は金正日の後継者として内定された3番目の息子、キム・ジョンウンの誕生日である。特に、今年1月8日は、キム・ジョンウン後継説が拡散した後、最初の誕生日となので、北朝鮮当局がどのようにこの日を迎えるかに関心が集まった。
  国内(韓国)の一部メディアは、北朝鮮のキム・ジョンウン誕生日を迎え、一日前の7日午後、中央報告大会を開いてこれをTVで中継するとの見通しを出した。
  北朝鮮の世襲支配者の誕生日は特別な意味を持つ。しかし、キム・ジョンウンが、まだ後継者内定状況であるためか、前日の7日と8日の午後まで、キム・ジョンウン誕生日イベントについての言及は、北朝鮮のマスコミや、住民の中で一件もなかったという。
  複数の本放送局咸鏡北道会寧市、恵山市通信員は、"1月8日に関連する組織的なイベントは一つもなく、朝鮮中央TVや労働新聞などのメディアにも、一切報道されなかった"と伝えた。
  また、"一部の住民は、まだキム・ジョンウンがだれであるかさえ知らない"と付け加えた。中央報告大会は1年に平均5回開催され、すべてTVで放映されてきた。

(この記事の翻訳は当研究所が行ないました)

 
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