金剛山(クムガンサン)で第13回南北(韓国・北朝鮮)離散家族再会行事を取材してきた韓国共同取材団所属の記者23人が、北側の取材妨害と脅迫に対する抗議の表示として3月23日、全員撤収した。
取材団はこの日、現地で声明を出し、「北側は拉致被害者の再会報道に含まれた‘拉北’表現を問題視しながら、衛星送出を妨害し、一方的な取材制限措置をとった」とし、「事態が撤収するまでに至った原因が北側にあることを明確にする」と強調した。
北側の取材妨害・脅威で記者団が撤収したのは、1970年代初めに南北対話が始まって以来初めて。
李鍾ソック(イ・ジョンソック)統一部長官は遺憾を表明し、「北側の態度は南北関係の発展に役立たず、人道主義精神にも合わないという点を強調し、是正を促した」と明らかにした。 |