韓国統一部当局者は4月７日、６日に北朝鮮が電話通知文で、２１日から２４日までとする第１８回南北閣僚級会談開催日程を提案してきたと明らかにした。韓国政府は７日、同意するとの返信を送った。これを受け韓国政府は、来週中に板門店連絡官接触を行い、具体的な会談日程と議題を調整する予定。
今回会談では、統一部の李鍾ソク（イ・ジョンソク）統一部長官が、就任後はじめて韓国側代表団首席代表を務める。北朝鮮側は権虎雄（クォン・ホウン）内閣責任参事が団長を務める。去る3月２８〜３１日に予定されていた閣僚級会談が延期されたのは、同時期に行われる韓米連合戦時増援演習（RSOI）を北朝鮮側が口実にして一方的に延期を発表（11日）したためだ。
今回の会談は、６カ国協議が昨年１１月以来進展がなかった中で開かれることや、9日から東京で開催される北東アジア協力対話（ＮＥＡＣＤ―日本国際交流センター主催）で6カ国協議の各国担当者が顔を合わせた後になること、そして何よりも20日からの胡錦涛訪米に伴う米中首脳会談と平行することなどから注目を集めそうだ。
今回会議では、双方の経済交流協力をはじめとする懸案全般が話し合われるほか、韓国側は北朝鮮の偽造紙幣問題の解決に向け北朝鮮に決断を求めるものと予想される。