「北朝鮮の核兵器廃棄を求め在日コリアンの人権を守る会」は、昨年11月26日の大阪集会に続き、2月19日(火)、東京御茶ノ水の「在日本韓国YMCA」の「スペースY」で第2回目の集会を行った。
集会では、康仁徳元韓国統一部長官が「北朝鮮はなぜ核武装するのか」とのテーマで講演、核武装の狙いが「韓国赤化統一」にあることなどを強調し、2月13日6カ国協議合意の問題点などを説明した。
続いて「核実験後の北朝鮮」とのテーマで、中朝国境取材と北朝鮮内部情報収拾の第一人者であるジャーナリストの石丸次郎氏が、核実験に対する北朝鮮住民の反応を報告した。
講演で石丸氏は、北朝鮮住民は「核実験」に関心はなく、またそれを理解する知識も持ち合わせていない。そして核実験するお金があるなら国民を食べさせろとの意見が大半であるとの事実を明らかにした。
続いて参加団体代表の河炳俊、宋貞智、金一男諸氏が、北朝鮮の核廃棄と在日同胞の人権擁護を訴えた。
この日、会場には関東一円からの在日同胞160人余りが参加した。
参加者は異口同音に、「集会で認識が深まった。なんとしてでも1万人署名を達成しなければならない」と語り、ある若者は「今回の集会は、類似のテーマの催しが多々あるなかでも出席する価値のある素晴らしいものだった。在日の人権と、生活擁護のためにも、北朝鮮の核は必ず廃棄させなければならない」と語った。
集会は今後2007年中に、名古屋、広島、福岡で行う予定。
この集会の取材をテレビ朝日、NHK、フジテレビ、共同通信、東京新聞、新潟日報、読売ウイークリー、サンデー毎日、週間朝日、民団新聞、統一日報が行った。
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