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北朝鮮 ミサイル問題の解決のカギは中国との談判
ミサイル打ち上げ目的は金正日の値段の吊り上げと韓国野党の執権阻止

北朝鮮民主化同盟委員長 黄長Y
2006.7.11

北朝鮮民主化同盟の黄長Y(ファン・ジャンヨプ)委員長は、北朝鮮のミサイル連射を金正日が自分の値打ちを高めようとする小細工に過ぎないと切り捨てた。
黄委員長は 10日、自由北朝鮮放送とのインタビューで、金正日がミサイルを連射した目的について “こんな威力のある武器を持っていると見せびらかしながら、国内外に自分の威信を高め、自らの価値をあげようとすることにある”と明らかにし、“金正日は何かを始める時、自分の価値を高めることを優先させる”と指摘した。
黄委員長は、米・朝二国間交渉を願う北朝鮮の要求を聞き入れなければならないという一部の主張に対して “私は (そんな人々は)何の道理もわからない人々だと思う”と述べ“(ニ者会談は) ただ金正日の値打ちを上げるだけで何の效果もえることができない”と一蹴した。
黄委員長はまた、北朝鮮ミサイル問題を解決するためには中国を通じた圧迫策を使わなければならないと述べ、さらに “金正日と直接談判していては何も解決することができない”と強調し “金正日政権の問題については中国と談判をしなければならない”と語った。
そして “中国との談判をしないで中国を仲裁者として会談をしていてはいかなる問題も解決できない”と指摘し “隣に無法な子供が来て乱暴をはたらけばその子供の保護者である父親に責任を問わなければならない”と比喩した。

5者会談も有効

黄委員長はミサイル連射を理由に北朝鮮を六カ国協議から排除するのも一つの方法であると提案した。
黄委員長は“金正日はミサイル発射で自分の威信を高めたと考え、譲歩するふりをしながら 六カ国協議に出てくることもありうる”と分析し “ミサイルを問題視して六カ国協議から排除すれば金正日は 困ることになる”と指摘した。
しかし一番効果的な方法は、金正日を‘無視’することだと強調した。すなわち北朝鮮のミサイル打ち上げを黙殺し、北朝鮮の人権問題と国際犯罪を問題視することが金正日を追い詰めることになると言うのだ。
黄委員長は “(韓国は) 無条件に平和共存を優先させるため金正日のような詐欺師に弄ばれる”としながら “現段階で金正日は絶対に戦争はできない”と断言した。
一方、黄委員長は今回の北朝鮮のミサイル打ち上げが 5・31 地方選挙結果とも無関係ではないと指摘し、“(韓国の)5月 31日地方選挙で野党が決定的な勝利をおさめたことで、金正日は、野党が執権できないように韓国に戦争恐怖心を植えつけ妨害しなくてはいけないと判断した”と分析した。

黄委員長はまた、6月 10日に北朝鮮の祖国平和統一委員会安・キョンホ書記局長が ‘ハンナラ党が集権すれば朝鮮半島が火炎に包まれる’との発言にも金正日のこのような情勢認識が反映されていると付け加えた。



 
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